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外国人労働者の給与額をご存知ですか? 20号
相談員:佐々木 啓
外国人労働者を雇う場合、いくら給与を支払ったらいいのでしょうか。
基準は様々ありますが、今回は外国人労働者が一体いくらもらっているのか?
在留資格別に公表されたデータをお伝えします。
参考になさってください。
・外国人労働者計(全体) 218,100 円 2.7年
・専門的・技術的分野 302,200 円 2.9年
(技術・人文知識・国際業務、経営・管理、技能、高度専門職、教育、興業など)
・特定技能 174,600 円 1.1年
(特定技能1号、2号)
・身分に基づくもの 257,000 円 4.3年
(永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者)
・技能実習 161,700 円 1.7年
※金額のとなりは勤続年数
●専門的・技術的分野>身分>特定技能>技能実習という順です。
●特定技能と技能実習の差は13,900 円。特定技能は3年の技能実習を経験しなければなりませんので、特定技能の方が給与が高くて当然です。
●特定技能と専門的・技術的の差は127,600 円。結構大きいですね。
ただ、特定技能の給与にはバラツキが少ない一方専門的・技術的分野はかなりのバラツキがありそうです。
ですので、専門的・技術的分野の平均給与はあまりあてになりません。中には平均給与の2倍、3倍ともらっている人もいるでしょう。
だから、特定技能との単純比較はできないかもしれません。
●特定技能および技能実習の給与は、高卒の初任給177,700円と比べていずれも低いです。
技能実習は161,700 円ですので、1.6万円の差があります。
これを技能実習生が低賃金で働いている実態だとする人もいるでしょう。
他方、妥当な差だというためには、「日本人と同等額以上であること」の基準をクリアできる合理的な待遇差であることの説明が求められます。
出典:厚生労働省 令和2年外国人労働者の在留資格区分別賃金https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2020/dl/08.pdf
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